失敗しない!外壁塗装の色選びのコツ

失敗しない!外壁塗装の色選びのコツ

印象が変わる外壁の色選びは、外壁リフォームの楽しみですよね。しかし、イメージ通りにいかないリスクもあり、難しいと考えておられる方も多いようです。
たしかに、洋服を選ぶときのように自分の好みの色を選ぶだけではうまくいきませんし、ネットショッピングで商品を吟味するときのようにPCやスマホの画面越しに決めてしまうというわけにもいきません。
そこで、失敗しない外壁塗装の色選びのコツをまとめてみました。
せっかくの外壁リフォームですから、満足度の高い色選びを行って、リフォームを楽しんでみてはいかがでしょうか。

まずは予習!家の周りを意識しながらリサーチしてみよう!

外壁塗装の色選びのコツ どの色をえらびますか?

外壁の色選びを行う前に、まずはご自身の目を肥やしましょう。
家の周りを散歩しながらお住まいになっている街になじむ色を考えてみましょう。最近では凝った意匠の外壁の住宅も多く、見ているだけでも楽しくなってきますよね。「素敵だな…」と思ったお宅があれば、是非参考にしましょう。きっとそのお宅は、周りの景観や街並みにもしっくりと溶け込んでいるからこそ素敵だと思うのでしょう。

色々な目線で参考になりそうな建物をリサーチした上で、自分の家にあった系統の色味を探していきましょう。

はじめから○○色と決めずに、○○系…と少し幅を持たせた色の雰囲気でイメージを膨らませていくのが失敗しないコツです。

好きな色が建物の外壁に合う色とは限らない

外壁の色選びは、洋服を選ぶ時のように自分の好きな色を選ぶわけにはいきません。
長期間の劣化に耐えうるか建物全体の雰囲気や周りの景観との調和がとれているかを十分に考慮したうえで決める必要があります。
好きな色はと建物に合う色と違う

カラーサンプルの活用法と注意点

カラーサンプルで色選びをするときに気をつけるべきこと

十分なリサーチと、イメージを膨らませたところで業者さんから見せてもらうカラーサンプルを手にしてみましょう。

良さそうな色のサンプルをいくつか候補に挙げて入手したら、ここからが要注意!

面積効果

色は、小さい面積だと濃く見え、大きい面積だと薄く見えるという特性があります。
具体的には色見本では濃く見えた色が実際に外壁に塗ると薄く見えてしまうということです。
また薄い色はより薄く、濃い色はより濃くなることを考慮に入れて選びましょう。
面積が大きくなると薄い色はより薄くなり、濃い色はより濃くなる

光源や天候による見え方の違い

色は、太陽光の下・蛍光灯の下・白熱灯の下など光源によって見え方が変わります
外壁選びのシーンでは、室内や打合せブースで決めてしまわず、必ず屋外の太陽光の下での見え方を確認してから決めることをおすすめします。
また、当然ですが晴天・雨天・曇天・朝・昼・夕と天候や時間によっても見え方が変わることも頭に入れておきましょう。
室内と自然光では色の見え方が違う。時間帯や天候などの条件によっても変わる

艶の加減

外壁は色だけでなく、艶の加減によっても印象が大きく変わります
艶あり、7分艶、半艶、3分艶、つや消しと選べる場合もありますので、業者さんとよく相談してみましょう。
艶の加減によっても印象がかわる

大き目のカラーサンプルを用意してくれる業者さんも

業者さんによっては可能な場合もあります。色を絞り込んだら、大きめ(A4用紙サイズぐらい)のカラーサンプルを用意してもらいましょう。実際に家の外壁に当てて見ると完成がイメージしやすいでしょう。
大きいサンプルを外壁に当てて見え方を確認しよう

プロのアドバイスに耳を傾ける

知識と経験が豊富な業者さんなら、お客様の好みのイメージを実現できる色選びを提案してくれるでしょう。
カラーサンプルに頼りすぎず、業者さんの提案も考慮に入れてみましょう
その際、信頼のおける業者さんなのかが心配になりますよね。
色選びのシーンで上に記述したようなドバイスを丁寧にしてくれる業者さんなら、信頼できるのではないでしょうか?

便利なようで実は難しい カラーシュミレーション

過信は禁物!でも、配色バランスを確認できるカラーシュミレーション

PCやスマホ・タブレットの普及により簡単にカラーシュミレーションができるようになりました。
家の写真を撮影して、壁や屋根の色を画像処理により彩色・加工して塗り替えした後のイメージをつかむという、大変便利なものです。
しかし、これはあくまでPCやスマホ・タブレットのディスプレイでの見え方です。実際の外壁と環境が異なるので、カラーシュミレーションに頼った色選びはおすすめできません。
ネットショッピングでお買い物をした時に、イメージと実際に届いた商品の微妙な色の違いを感じたという経験はありませんか?
しかし、カラーシュミレーションがすべて悪いというわけではありません。ツートンカラーの雰囲気や屋根と外壁と付帯部分の色のバランスを確認するには、カラーシュミレーションは「使える!」アイテムなのです。

鮮やかなカラーを選ぶならこまめなメンテナンスが必須!

彩度の高い鮮やかな色や原色系を選ぶ場合は注意が必要です。なぜなら鮮やかな色の外壁は紫外線の影響により色あせしやすいからです。色があせている外壁はなんとなく古びた印象になってしまいます。鮮やかなカラーを希望する場合は、ベーシックなカラーよりも頻繁な塗り替えが必要だということを覚えておきましょう。

汚れが目立つ色は?

純白の壁…清潔感があって爽やかで素敵ですよね。

漆黒の壁…モダンでクールですよね。

非常にきれいに見える白は、実は汚れが目立ちやすく、外壁には不向きです。外壁は紫外線や経年劣化にともない汚れがついてしまいます。
また、黒は傷やちょっとした汚れが白く際立ってしまうので、おすすめしません。

ツートンカラーにするなら

のっぺりとした外壁に表情を付けられるツートンカラー。人気も高く要望されるお客様も多くおられます。ツートンカラーにする場合は、
調和のとれた同系色で選ぶか、
彩度が同じぐらいの色を選ぶのが良いでしょう。
2色の比率は
【6:4】 【7:3】がベストバランスですね。

間違っても「赤」と「青」のような奇抜な色選びをしてはいけません。見た目が派手になるだけでなく、周辺住民に不快感を与えてしまい、ご近所トラブルへと発展してしまう場合も…
ツートンカラー施工事例01

ツートンカラー施工事例02

ツートンカラー施工事例03

ツートンカラー施工事例04

ツートンカラー施工事例05

ツートンカラー施工事例06

目地を強調するダブルトーン

塗装面がのっぺりするのを防ぐ方法に、ダブルトーン塗装があります。
建物の目地と塗装面の色に立体的なメリハリがつき、表情が際立ちます。もともと凝った意匠の建物のお客様に大変人気です。劣化や色褪せがすすみ、クリアー塗装が施せない(時期を過ぎてしまっている)状態の外壁への施工に効果を発揮しています。クリアー塗装ができず、あきらめていたお客様におススメなのがダブルトーン塗装です。
ダブルトーン実績

ダブルトーン実績

ダブルトーン実績

鮮やかすぎる外壁はご近所トラブルの元

「どうせ塗り替えるなら思い切り印象を替えたいから鮮やかな色、奇抜な色にして個性を出したい…」そんな声を聞く時もありますが、お勧めしません
なぜなら家は街並みを作り、美しい街並みは、そこに暮らす人々に安心をもたらすからです。

市区町村の中には「景観ガイドライン」というものを定めているところもあり、それに基づいて街並みを設計しているところもあります。
例えば観光スポットの京都。世界各国の人々が歴史的建造物を見に来ます。街並みの景観を損ねないために、おなじみのコンビニチェーン店なども、ガイドラインに則って落ち着いた色味の看板にしているのを目にされたことはないでしょうか?
街並みや景観ガイドラインに沿った配色

意外と重要!付帯部の色選び

実は家には外壁、屋根以外にもいろいろな形、面積の付帯部があります。
代表的なのは「庇(ひさし」「雨どい」「軒天」「雨戸」「サッシ」「破風」「鼻隠し」「玄関ドア」などです。

これらの部分は色の選び方によってはアクセントになり、建物を引き締めたり表情を出す効果も期待できます
「面積が小さいからお任せで…」と手を抜かず、既存の付帯部との調和を考慮に入れ、カラーシュミレーションを活用したり、専門家である業者さんのアドバイスや提案を聞いて、積極的に色選びを行ってみてはいかがでしょうか。
窓枠(サッシ)が濃い色の場合

窓枠(サッシ)が明るい色の場合

付帯部分の色の選び方によっては、調和のあるまとまり感やメリハリがでて建物の表情が豊かになる

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