初めての方のための【塗装の知恵袋】
塗り替え時期の見極めポイント
色褪せ
色褪せの主な原因は紫外線です。日光の当たりやすい南側の壁に現れることが多いです。
色褪せの主な原因は紫外線です。日光の当たりやすい南側の壁に現れることが多いです。
チョーキング現象
色褪せが進行しています。放置すると、水分が外装材にまで浸入するリスクがあります。早めの対策が必要です。
色褪せが進行しています。放置すると、水分が外装材にまで浸入するリスクがあります。早めの対策が必要です。
カビ・苔の発生
日の当たらない北側の壁に多く現れます。苔を放置するとカビに進行し、外壁の劣化を招きます。
日の当たらない北側の壁に多く現れます。苔を放置するとカビに進行し、外壁の劣化を招きます。
塗膜の膨れ・剥がれ
外壁材への水分の侵入が主な原因です。
膨れ→剥がれとなり、防水機能が働かなくなり、雨漏りやひび割れなどの深刻な症状を引き起こします。
外壁材への水分の侵入が主な原因です。
膨れ→剥がれとなり、防水機能が働かなくなり、雨漏りやひび割れなどの深刻な症状を引き起こします。
ひび割れ
クラックから雨水が奥まで浸入し、外装材の強度自体を低くしてしまいます。
早急なメンテナンスを行う必要があります。
クラックから雨水が奥まで浸入し、外装材の強度自体を低くしてしまいます。
早急なメンテナンスを行う必要があります。
シーリング材の割れ
劣化とともに硬くなり、その結果外壁の動きに追随できず割れてしまいます。
雨水が奥まで侵入してしまうため、メンテナンス急務です。
劣化とともに硬くなり、その結果外壁の動きに追随できず割れてしまいます。
雨水が奥まで侵入してしまうため、メンテナンス急務です。
このような状態を放置しておくと、隙間やひび割れの間から雨水が浸入して、建物の劣化を早めることにつながります。
塗替えのサインだと考えてください
建材によって変わる修繕時期
スチールやアルミニウムなどの金属鋼板のことをいいます。デザイン性・耐久性に優れた表面材(金属板)と断熱性・防火性に優れた裏打材によって形成され、軽くて耐久性に優れているのが特徴です。美観維持、防カビのために10~15年で要再塗装。塗膜を痛めてしまった場合はすぐに処置が必要です。
セメント質と繊維質を主な原料として板状に形成した素材です。タイル目、レンガ調などデザインが豊富で最近よく使用されています。基材は吸水性があり、防水機能は塗膜に頼っているため、塗膜の劣化を放置すると建物の構造に大きなダメージを与える可能性もあるので定期的なメンテナンスが重要です。
セメントと石灰や砂を混ぜて水で練った素材です。施工が容易でコストが安いため、新築時の最もポピュラーな吹付仕上げ材として使用されています。強度が強く耐火性に優れるメリットがある反面、防水機能が低くなると急激に劣化が進み、ヒビ割れが発生するので、注意が必要です。
コンクリートを軽量気泡化した外壁材です。断熱性、耐火性、耐久性に優れ、マンションなどに多く用いられています。塗装が劣化したままだと防水性が乏しいため、内部からボロボロに。手遅れになると、下地補修からの復旧が必要となるので早めの再塗装がポイントです。
水とセメント、砂、砂利を混ぜたコンクリートは、最も強度のある外壁材です。しかし、経年変化で防水効果が劣化すると、コンクリートの内部に水がしみ込み、専門的な改修が必要となるケースがあるので注意が必要です。
外壁に使用されているトタンは、「プリント」と言われる木目調の塗装をされたものが多く、築30年以上の建物に多く使用されています。金属素材のため、防水性が抜群で耐久性にも優れているのが特徴です。現在は外壁に使用されることはほとんどありません。
代表的な屋根の一つで、石質の薄い板を使用しています。劣化すると表面の割れや反り、屋根面の接合部の下地の腐食、板金を止めている釘の浮きが起こり始めます。10年以上経つと汚れやコケが付いたり、色あせも目立つようになるので、内部に腐食がないか点検をしてもらう必要があります。
セメント瓦とは、セメントと川砂を1対2~3の割合で混ぜたモルタルを、型に入れて形成し塗装したものです。紫外線・風雨・温度変化などで塗膜の劣化が進行すると、素材のセメントの劣化も早くなるので、もろくなる前に定期的なメンテナンスをおすすめすします。
寿命が長く、色落ちがほとんどない粘土瓦。汚れがひどい場合は洗うか、部分的に交換するかを検討しましょう。ズレや浮きがあれば、瓦を固定している屋根面の接合部の漆喰が崩れている可能性あります。コケや雑草を放置すると根から雨水を屋根に引き込む原因になるので定期的な点検が必要です。
バルコニーやベランダ、屋上は雨が直接入るため、雨漏りや老朽化が起きやすい場所です。塗料を塗ることで保護効果はありますが、防水効果までは期待できません。これらの場所には美観性よりも防水機能を備える備える必要があります。施工するなら費用対効果の高いFRP防水がおすすめです。
一般的に普及している雨樋(あまどい)はほとんどが塩化ビニール樹脂製か、少し耐久性を上げた合成樹脂製で、耐久年数はおよそ20年。雨樋(あまどい)の外側に塗装を行うことで美観性の向上や保護ができます。その場合ケレン作業を行い、密着性を高めた上で弱溶剤系塗料を2回塗装します。
バルコニーやベランダ、屋上は雨が直接入るため、雨漏りや老朽化が起きやすい場所です。塗料を塗ることで保護効果はありますが、防水効果までは期待できません。これらの場所には美観性よりも防水機能を備える備える必要があります。施工するなら費用対効果の高いFRP防水がおすすめです。
トタンや鉄骨、庇(ひさし)などの鉄部を塗り替える際にはケレン作業を施します。ケレンとは、サンドペーパーや電動工具で、汚れやサビを落とす作業のことをいいます。ケレンが不十分だと、塗料がうまく密着せず、後で塗装が剥がれてしまうこともあります。ケレンが済んだらサビ止め塗料を塗るのが基本です。
他の部材に比べると劣化が早い木部。外部に面している木部や、定期的な塗り替えが必要です。施工は、汚れや塗膜をサンドペーパーなどで削り落とした後、木部保護塗料を塗布。防腐剤が入り木目も残る塗料や既存の木目を完全に隠す塗料などがある。
塗替えの適正価格とは
業者によって含まれている費用と別途発生する費用が異なるので、一式の金額に惑わされず、工事の内容を担当者に確認することをおすすめします。
ここで一戸あたり40万円もの金額の差があるのはなぜ?と思われるお客様も多いと思います。考えられる原因は二つ。
一つは、中間マージンが発生している場合。もう一つは、お客様が選んだ塗料の種類によるものです。
一つは、中間マージンが発生している場合。もう一つは、お客様が選んだ塗料の種類によるものです。
工事には予測不能なトラブルや出来事がつきものです。そんな時、依頼した会社が迅速に対応できるかがポイントになります。地元の業者で顔の見える担当者は安心感が高いですね。
一方的な押し付けではなく、お客様のご要望に沿った提案や、塗料の特徴、金額に応じたプラン等複数の提案ができる業者は優秀です。それぞれのプランのメリット・デメリットを分かりやすく伝えてくれるところを選びましょう。
高性能の塗料が続々と開発されています。最新の塗料の情報など、鮮度のいい情報提供ができる会社であれば、なお良いでしょう。
塗料の種類と特徴
■アクリル塗料
低価格で重ね塗りができるため、短いサイクルでさまざまな色に塗り替えることが可能です。ただし、耐久年数が5~6年と短く、クラックが生じやすいこともあり、塗装後もこまめなメンテナンスが必要です。
■ウレタン塗料
■シリコン塗料
品質に対する価格の手ごろさが大きな魅力です。機能性や価格からいえばコストパフォーマンスもよく、住宅にかかトータルのライフサイクルコストを大きく削減できるため、人気の高い塗料です。
■フッ素塗料
ガラス製塗料の寿命は非常に長く、耐候性も他の塗料に比べて抜群です。航空宇宙産業機器に使用されるほどの耐熱性・耐寒性に加え、低摩擦性や不燃性など数多くの機能を持つ一方、非常に高価です。
■機能性塗料
断熱、遮熱、防汚など、塗料に機能性を持たせたものをいいます。一般的に耐候性、耐久性にも優れています。光熱費の軽減などのメリットがある塗料もあります。
■無機塗料
一般的なシリコン塗料を改良した無機ハイブリッド塗料は、耐久性に優れフッ素塗料をしのぐ20年以上。外壁の意匠をそのまま楽しめるクリアーな塗料もある。
低価格で重ね塗りができるため、短いサイクルでさまざまな色に塗り替えることが可能です。ただし、耐久年数が5~6年と短く、クラックが生じやすいこともあり、塗装後もこまめなメンテナンスが必要です。
■ウレタン塗料
アクリル塗料より防水性と耐久性に優れ、価格や性能を考えるとバランスの良い塗料といえます。塗膜が柔らかく仕上がるため、あらゆる素地に多用されています。耐久性が7から10年とやや短いのがデメリットです。
■シリコン塗料
品質に対する価格の手ごろさが大きな魅力です。機能性や価格からいえばコストパフォーマンスもよく、住宅にかかトータルのライフサイクルコストを大きく削減できるため、人気の高い塗料です。
■フッ素塗料
ガラス製塗料の寿命は非常に長く、耐候性も他の塗料に比べて抜群です。航空宇宙産業機器に使用されるほどの耐熱性・耐寒性に加え、低摩擦性や不燃性など数多くの機能を持つ一方、非常に高価です。
■機能性塗料
断熱、遮熱、防汚など、塗料に機能性を持たせたものをいいます。一般的に耐候性、耐久性にも優れています。光熱費の軽減などのメリットがある塗料もあります。
■無機塗料
一般的なシリコン塗料を改良した無機ハイブリッド塗料は、耐久性に優れフッ素塗料をしのぐ20年以上。外壁の意匠をそのまま楽しめるクリアーな塗料もある。
自分に合った業者の見分け方
病院に例えると、塗装店はかかりつけの町医者というイメージです。
塗装を専門的に施工するため、知識が豊富で専属の職人が施工します。
また、一般的に大手ハウスメーカーやリフォーム会社よりも規模が小さいため、小回りが効き、迅速な対応が可能な点がお客様としては満足度が高い理由でしょう。
もちろん!前述しましたが、高額な「中間マージン」が発生しない分、同じ施工内容でもコストが下げられるメリットがあります。
塗装を専門的に施工するため、知識が豊富で専属の職人が施工します。
また、一般的に大手ハウスメーカーやリフォーム会社よりも規模が小さいため、小回りが効き、迅速な対応が可能な点がお客様としては満足度が高い理由でしょう。
もちろん!前述しましたが、高額な「中間マージン」が発生しない分、同じ施工内容でもコストが下げられるメリットがあります。
塗装店が町医者なら、ハウスメーカーやリフォーム会社は総合病院といったところでしょうか。
外装リフォームだけではなく、家全体をリフォームの対象として見られます。劣化具合や問題点に合わせて塗装以外の処方箋を出すことができるのが魅力です。
しかし、組織が大きくなれば大きくなるほど伝達にかかる時間がかかったり、連絡ミスが発生するリスクが生じます。
「中間マージン」と呼ばれる費用が発生してきます。
外装リフォームだけではなく、家全体をリフォームの対象として見られます。劣化具合や問題点に合わせて塗装以外の処方箋を出すことができるのが魅力です。
しかし、組織が大きくなれば大きくなるほど伝達にかかる時間がかかったり、連絡ミスが発生するリスクが生じます。
「中間マージン」と呼ばれる費用が発生してきます。
契約を交わす前に依頼する業者の把握をしよう!
工事には予測不能はトラブルや出来事がつきものです。そんな時、依頼した会社が迅速に対応できるかがポイントになります。地元の業者で顔の見える担当者は安心感が高いですね。
身近な友人や親せきに外壁リフォームをした人がいたら、その評判を聞いてみましょう。
どんな点が満足だったか、どんな点が不満だったか、またこんな対応があったらよいのになぁ…ということなどを聞いてみるとよいでしょう。会社の信頼感、営業担当の人柄、職人の仕事ぶりまでが見えてきます。
候補となる業者のホームページなどに掲載されている直筆アンケートなどは、生の声ですので、是非参考にしてみましょう。
どんな点が満足だったか、どんな点が不満だったか、またこんな対応があったらよいのになぁ…ということなどを聞いてみるとよいでしょう。会社の信頼感、営業担当の人柄、職人の仕事ぶりまでが見えてきます。
候補となる業者のホームページなどに掲載されている直筆アンケートなどは、生の声ですので、是非参考にしてみましょう。
一方的な押し付けではなく、お客様のご要望に沿った提案や、塗料の特徴、金額に応じたプラン等複数の提案ができる業者は優秀です。それぞれのプランのメリット・デメリットを分かりやすく伝えてくれるところを選びましょう。
高性能の塗料が続々と開発されています。最新の塗料の情報など、鮮度のいい情報提供ができる会社であれば、なお良いでしょう。
高性能の塗料が続々と開発されています。最新の塗料の情報など、鮮度のいい情報提供ができる会社であれば、なお良いでしょう。
不具合を未然に防ぐためにも、コンタクトが取りやすく、すぐに対応してもらえる業者を選びましょう。
工事が終わったからお付き合いも終わりではなく、共に末永くお付き合いする姿勢があるかどうかを見極められれば、良い業者と出会えます。
どのぐらいの期間がかかるの?
どんなにグレードの高い塗料であっても、正しく作業をしなければその性能を発揮できません。そこで、正しい塗装の工程をご紹介します。
塗装工程の知識があると、依頼しようと思っている業者が適切な工事を行うかどうかチェックがお客様自身でできます。
「すでに依頼をしている」というお客さまでしたら、職人さんが丁寧な仕事をしているかを確認できます。
塗装工程の知識があると、依頼しようと思っている業者が適切な工事を行うかどうかチェックがお客様自身でできます。
「すでに依頼をしている」というお客さまでしたら、職人さんが丁寧な仕事をしているかを確認できます。
ご近所とのトラブル回避のためにも足場を組んで、建物をシートで覆い、水や塗料の飛散を防止します。
苔やカビなどの汚れや、劣化した塗料をしっかりと落していきます。下地処理が不十分だと塗り替え後に剥がれなどの原因になります。
ひび割れのシーリング処理や剥がれた塗料の除去、サビ止めの塗布を行います。
ドアやサッシに塗料が付かないように塗らない箇所にはすべてマスキングテープやシートをかぶせて塗料が付かないようにします。
素材と塗料の密着をよくするために行う作業。本塗装の発色も良くします。
下塗りと上塗りの中間に本塗り1回目を行います。平滑な下地を作ったり、上塗り材の補強が目的です。仕上げに行う、本塗り2回目は、中塗りと同じものを塗り、厚みを付けて機能性を高め、耐久性を確保します。
雨どい、雨戸、水切り、通気口、鼻隠し、破風、エアコンカバーなどの付帯部の施工。
最後に塗り残しのチェックをおこないます。施工不備がないか、思った通りに仕上がったかをチェックして、問題なければ足場を解体→撤去します。