④塗料の種類と耐久性

塗料と一口に言っても、種類はたくさんあります。

・どのような材質に塗装をするか(プラスチック、木材など)
・塗料の形状はどれにするか(水性塗料、粉体塗料など)
・用途でどうするか(下塗り、中塗り、上塗りなど)

上記に書いた例はほんの一部で、まだまだ分類分けができます。

塗料に含まれる成分

塗料はたくさんあると言っても主成分はほぼ同じです。
それらの配合の割合を変える(または用途によって成分を加える)事により性質・性能が変わります。
塗料に固まる性質を与えているのは、結合剤です。
塗装機能の善し悪しに非常に関わっている重要な成分になります。
柔軟性や気候などにどれほど耐えられるかは、この結合剤の種類によって決まります。
塗料中の割合は数%と低いですが、塗料の性質に重大な影響を持っているのと、また、種類が非常に多いです。
添加材の種類で例を挙げると、防腐剤や乾燥材などあります。
色のついた物質のことを総称して顔料といいます。塗料の見た目を整える性質が決まります。
この顔料を取り除くと、無色塗料(透明)になります。

溶剤は樹脂などを溶解して流動性をもたせるために使われます。
水性塗料の溶剤は水になります。

耐用年数と価格

見た目ももちろんですが、やはり大事なのは耐用年数と価格。
塗り替える回数が減るほど総合的な価格も安くなります。
長く住むつもりなのに、安いからと最初から耐用年数が短い塗料だと、最終的にかかる費用も莫大に・・・なんてことも。
今のお住まいにどれぐらい住むかによって塗料を選び、トータルコストを抑えましょう。
塗料の種類と耐久性