外壁材の種類 窯業サイディング

ザイン性の高い外壁材を使った住宅を多くみかけます。このほとんどが窯業サイディング外壁材を使っています。
ではどのようにしてできているか???
窯(かま)にセメント質材料、繊維質材料、混和材、水などの材料を入れて混ぜあわせ形成してつくられます。
製造工程で窯(かま)をつかうので窯業はそこからきています。
特長としては、デザイン性が良く、セメント以外の材料を混ぜ合わせますので、
耐火性に優れ、軽量化を実現しています。

国内で一番早く製造したサイディング建材メーカーは、ニチハ、ケイミューといわれています。
工場であらかじめ塗装を施しているのがほとんどです。
10年以上前はエナメル塗装だけの仕上げでしたので、物件にもよりますが築10年以上のお家には、着色塗装が主になります。
耐久性が求められるようになってからは
1998年よりアクリル塗料による塗装とUV吸収クリヤートップコートが主になりました。
のちに、ウレタン、シリコン、フッ素、無機などとなっており、現在メンテナンスはクリヤー塗装が主になってきています。
建材メーカーのサイディングのトップクリヤーの種類によっては再塗装できないものが有りますので注意が必要です。



①ケイミューのセラ(無機塗装)、光セラ(無機+光触媒)及び親水セラ
②ニチハの2003年まで販売の18mm厚みのエクセラ―ド「ロマーノ」シリーズ(無機塗料)

この建材の外壁は再塗装ができませんが、あらかじめ超耐候性のクリヤーが塗られています。