何でも初めから無理と思ったら、結果もそのようになります。
無理でも目的を立てて、どうしたら完遂できるか、
焦点を絞っていくことが大切です。(広岡浅子 実業家)
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン・広岡浅子。
明治の女傑と評価され、女性実業家のパイオニアとして
地位を確立したのは、ドラマで紹介されたとおりです。
小さな頃からお転婆で、女性が社会に進出できないことに疑問を抱き、
果敢にチャレンジしてきました。
何度も失敗したり、壁にぶち当たったりしながらも、
「七転八起」を超える不屈の精神力を表す
「九転十起(きゅうころびとおおき)」が座右の銘であり、
失敗することを恐れずに常に前向きに激動の時代を切り開いていきました。
女性が社会で活躍することはもとより、
「女性に学問(教育)は不要」とまで言われた時代に、
炭鉱経営、銀行設立、大同生命創業、日本女子大の設立など、
「無理」と思われる事業に次々と挑み、成功させた苦労は
並大抵ではなかったはず。これらの壮大な事業の成功の裏には、
目的を立てて「絶対に完遂する」との明確な意識を持ち、
ひとつひとつ達成していくことの大切さを説いています。
今の時代も変わらない、重みを持つ名言です。